横浜商大が沼田市と協定 学生が観光振興に一役
横浜商科大学=東寺尾=は2月19日、群馬県沼田市との間に「観光分野での包括的な連携協定」を締結し、群馬県東京事務所で調印式を開いた。今後は学生が同市のイベントに参加するなどして、地域活性化を目指していく。
地域の観光振興などを専門的に学ぶ貿易・観光学科を持つ同大。所属する学生は、学内の講義だけでなく、地方都市の現地調査なども積極的に行っている。
今回の協定締結は、同学科で観光地の活性化などを専門としている羽田耕治教授が、かねてから親交のあった同市の観光責任者から、「学生と調査研究に来てみないか」と打診されたことがきっかけ。「単発より組織的に実施した方が効果的なので、とんとん拍子で締結に至った」と羽田教授は話す。
同市は、群馬県の北部に位置し、人口は約5万2千人。老神温泉をはじめとする観光資源が多くあるものの、地元には観光ノウハウが不足しており、同市は学生の新鮮なアイデアを取り入れ、活性化につなげたい考えだ。
今後は学生を中心に、毎年5月に同市で行われる「大蛇まつり」をサポートするほか、観光施策の開発提案、宿泊施設でのインターンシップなどを実施する予定だという。
羽田教授は、「沼田市の課題解決は簡単にはいかないと思うが、市民の声を聞き、解決策を一緒に考えることは、学生たちにとっていい勉強になると思う」と話していた。
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