区内の名跡や風景などを掲載する「つるみ区カレンダー」が、現在発売中の2014年版をもって終了することがわかった。売上減少に加え、製作している鶴見まちづくり推進会議(まち推)が、今年度中に解体されることから終了するもので、現時点では「継続はしない方向」としている。
発行20年に幕
「つるみ区カレンダー」は、20年前から製作を開始。当初は、区が関係者への配布用に小数部作るのみだったという。その後、区民や企業が主体となる、まち推の前身団体「いいまち鶴見運動」に引き継がれたことで、一般用に製作・販売が続けられてきた。
継続厳しく
まち推事務局は「売上減少と製作母体の解体が主な要因」と理由を話す。
売上面は、スマートフォンなど高機能機器の影響でカレンダー離れが進み、ここ5年は減少傾向。5千部前後で200万円を超す製作費は、部数を減らし調整してきたが、「これ以上は赤字になる」と説明する。
まち推は、個々に活動していた3つの区民部会において、一体的な活動などを目的として2000年に設立。一方、昨年度から区では、地区ごとにわかれ、地域課題の集約・解決に結びつけるブロック会議を立ち上げており、活動が重複することから発展的に解体することが決まっていた。
「来年も欲しいという声もある。継続を検討したが、行政は利益のある販売はできないため厳しい」と事務局。最後となる今年のカレンダーは、4800部製作され、区役所1階の売店で販売中(1部600円)だ。
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つるぎん27日に4月25日 |
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