日本とブラジルの国交105年を記念した文化交流事業として、世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏と、現代美術家・矢柳剛氏が、ブラジル・サンパウロで来年1月22日から開く展覧会「Opa!陽気な黙示録」展に、潮田小学校の児童が絵で協力する。12月6日には、コシノジュンコ氏が同校に来校。児童は、コシノ氏の指導のもと、作品の一部となる絵を描いた。
展覧会は、日伯の新たな文化交流を目ざし企画されたもの。児童が参加するのは、日伯の子どもたちがアートを通して交流する同展の「かたつむり作戦」。矢柳氏のモチーフである、かたつむり型に切った画用紙に、日伯の子どもたちが自由に絵を描き、コシノ氏が一つの作品とするものだ。
日本からは、東日本大震災の被災児童などが参加。潮田小は、ブラジルにつながる子どもたちが多いことから、総領事からの提案で参加が実現した。
自由に夢描く
6日、同校体育館を訪れたコシノ氏は、「こんな風になりたいという夢を絵にしてほしい」と児童に話しかけ、思うことの大切さを説いていた。
両親がブラジル生まれという長嶺和明くん(6年)は、ブラジルの緑と日本の赤を使い、つながりを描写。「すごい人に教えてもらう機会は滅多になくて嬉しかった。交流に少しでも役に立てたと思う」と貴重な体験を喜んだ。
また、佐藤隆章校長は、「著名な方に教えてもらうことで、夢に向かっていくことを身近に感じられる」と話した。
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つるぎん27日に4月25日 |
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