制作した作品の前に立つ学生たち
流行の服や小物が並ぶ百貨店などの華やかなショーウインドーは、側を通りすぎるだけで楽しい気分になるものだ。鶴見の街角には、デパートでは見られないショーウインドーが、区民の目を楽しませている。
学校法人桜井学園横浜ファッションデザイン専門学校（ＹＦＤ）＝鶴見中央＝の２号館には、学生が制作した作品が飾り付けられたショーウインドーがある。
２号館は、完成したばかりの新校舎で、同校はファッション業界を目ざす学生たちの実践の場になるようにとガラス張りの飾り棚を設けた。公園の目の前に位置していることもあり、「地域の人に楽しんでもらいたいという思いもあった」と同校は話す。
飾る内容は毎月変わり、今月は「ブライダル」をイメージした作品。制作に参加した学生は、１００個以上のバラなどで飾ったウェディングケーキなどを制作した。「いろいろな人に見てもらえる機会があるのはうれしい。作品の細部まで見てもらえたら」と学生たちは話す。
周辺住民の中には、「変わったね」と声をかけたり、毎回楽しみにしている人もいるという。「生徒たちの励みになる」と同校。10月には、ハロウィーンをテーマにした作品が登場する予定だという。
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