鶴見警察署は9月17日と18日、還付金詐欺被害を防止した平和交通(株)鶴見営業所の安積和久さん、マルエツ花月園店の田中博昭さん、横浜信用金庫生麦支店(岩倉宏実支店長)と同支店の小川名優里さんに感謝状を贈った。
被害者はいずれも70代の女性。区役所や金融機関を名乗った人物から、医療費の過払い金の返金があるなどと電話を受け、コンビニやスーパーのATMなどへ行くよう指示されていた。
安積さんは、乗客だった被害女性が自宅近くでもないコンビニを指定したことを不審に思い、事情を聞いた。「普段から乗客の状況を知るようにしている」と安積さんは話す。
田中さんは、被害女性から店内のATMの場所を聞かれたことがきっかけとなった。「年配の方がATMを探し、手には携帯という状況を疑った」と振り返る。
小川名さんが対応した被害女性は、支店近くで犯人と待ち合わせていた。犯人が現れないため、女性が支店に問い合わせ詐欺が発覚した。「高齢者が多い地域。今後も気にかけたい」と話していた。同署管内の特殊詐欺被害は、9月17日現在51件で、被害額は約1億8200万円に上っている。
振り込め防止委員会 裕次郎ハガキ3万軒超に
鶴見区史上、過去最悪ペースで増加中の振り込め詐欺などの特殊詐欺被害を減らそうと、区防犯協会や自治連合会ら団体・企業により7月に設立した「振り込め詐欺未然防止鶴見実行委員会」も活動を進めている。
同会は、石原プロモーションの協力のもと、總持寺に眠る縁で、故石原裕次郎さんの写真を使用した啓発ハガキを作成。協賛金を募り、版権が無償となった8月末までに、区内でも高齢者の多い地域を中心として約3万2千世帯に配布した。区内外の20社・団体が協賛した。
また、鶴見駅前でチラシを配るなどの啓発活動も実施。今後も地域のイベントなどで積極的に広報を続けていくという。
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つるぎん27日に4月25日 |
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