矢向・江ヶ崎の住民主体で計画された歴史資料室・交流室がこのほど完成し、5月14日、内覧会が開かれた。施設は「史季(しき)の郷(さと)」と名付けられ、6月26日に正式オープンする予定だ。
完成した施設は、新鶴見小学校そばの敷地に建設。建物裏には新鶴見公園が広がる。総面積35・89平方メートルの平屋建てで、キッチンやバリアフリーのトイレも備える。
館内には、住民宅に残っている稲作で使われていた農具や、昔の生活用品などの歴史資料を展示。季節に合わせて展示内容は変えていく。子どもから高齢者までが集える、多世代の交流拠点を目ざすという。
市助成事業に認定
計画は地元住民が主体となり企画。地域の施設・団体も協力し、2015年には横浜市が市民主体の整備提案を助成する「ヨコハマ市民まち普請事業」に認定された。地域から協賛金も募るなど、住民一丸となって準備を進めてきた。
開館後の運営方法を検討する委員会も発足しており、現在様々な企画が検討されている。
地元の期待高まる
内覧会は4月に完成した建物を「いち早く見てもらいたい」と実施。館内に展示物はまだないが、集まった人たちは「オープンが楽しみ」と口をそろえていた。
開館までの残り約1カ月で、資料展示とボランティアスタッフの人員を整える予定だ。
「『応援しよう』という気持ちを持った地域の人たちに支えられ、ここまで来れた。今後もその輪を広げていきたい」と住民らは話していた。
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