鶴見消防署(齋藤俊彦署長)はこのほど、災害時における給油体制を強化するため、タンクローリーの運送業者が加盟する「鶴見タンクローリー安全協議会」(布施重男会長)と、覚書を締結。同協議会加盟事業者の給油施設を緊急時に利用することを確認した。
消防車の給油は、原則契約する民間のガソリンスタンドで行うが、災害時にスタンドが被災するなどした場合、市が整備した給油所を利用する。市の給油所は西区や青葉区など5カ所あるが鶴見にはなく、同署は5カ所中最も近い港北区の日吉消防出張所内のものを優先的に利用する。しかし、道路が寸断されるなどすれば、区外へ向かうのは困難になることも想定されるため、同署は覚書を締結した。
締結により、市の給油所が全て機能しなくなるなどの緊急時には、同協議会加盟事業者の給油施設8カ所で消防車への燃料を補給する。保有する燃料は8カ所合わせて軽油18万5900リットルで、平安町や東寺尾など区内に点在している。布施会長は、「運送業者として緊急車両をバックアップできれば」と協力の意思を示した。齋藤署長は、「東日本大震災では、機能していなかった給油所もあった。協力はありがたい」と感謝を述べていた。
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