横浜商科大学と鶴見区役所が連携し、区内41の老舗企業を紹介した冊子「TSURU CHARM(ツルチャーム)〜私が見た鶴見☆しごと〜」がこのほど完成した。両者が結ぶ地域貢献のための包括連携協定による試み。冊子はB5版の全91ページ。製作には学生17人が参加し、取材から記事執筆まで担当した。1社あたり見開き2ページを使い、学生目線で各企業の歴史や風土など、魅力を伝えている。
協定に基づき、これまで同大では学生記者が鶴見区工業会を取材。会報を年に3回、4社ずつ紹介してきた。鶴見区の90周年に合わせて、工業会の会員企業以外にも幅を広げ、長く続いている老舗企業を中心に話を聞き、これまでの記事と併せて冊子にまとめあげた。
「知ると面白い」
これまでに4社を取材した久保優希さん(3年)は「普段生活していると会社と関わる機会はほとんどない。怖いと思っていた会社がこんなにイキイキとしてパワフルな人が多い所だなんて思わなかった」と自身の価値観の変化を実感。5社を取材した笠間健太郎さん(2年)は「あまり興味のなかった企業も知っていくと面白くなった」と話した。
「TSURU CHARM」の名前は学生が付けた。取材していくうちに気付いた「鶴見にはキラキラした良い所がいっぱいある」という意味が込められている。
取材を統括してきた同大学地域産業研究所の小林二三夫所長は「率直な疑問をぶつけた学生の視点から記事はなかなかない」とその希少性を話した。
発行数は5000部。横浜商科大学の図書館ほか、区役所、区内の地区センターで無料配布している。
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つるぎん27日に4月25日 |
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