上末吉三ツ池町会(小林正夫会長/1550世帯)が12月9日、梶山住宅公園=梶山=で防災炊き出し訓練を行った。地域の交流と非常時に備えることを目的に始まり、今年で5回目を迎えた。
当日集まったのは約115人。子どもたちは防火衣を着用し、鶴見消防署駒岡出張所の隊員から消火器の使い方や脱出用ロープの結び方などを学んだ。訓練に合わせて上末吉小学校では柔らかいフリスビーを使って競うドッチビー大会も行われた。
炊き出しで振る舞われたのは豚汁やカレーライス、おにぎりなど。材料は主に町会が管理する保存用食材。賞味期限が近付いた5年目になった時に、地域の人に分配している。小林会長は「単に訓練だけでなく、スポーツと絡めると参加者も喜ぶ。炊き出しも、ある物を活用しているのでコストもかからない」と話した。
結びつき大事に
防災訓練は連合町内会で行うことはあっても、単町会で行われることは珍しいという。同町会は地域防災力向上に貢献したとして昨年度、鶴見消防署から感謝状も贈られている。「単町会だと人手が足りない所が多い」と小林会長。同町会では子ども会、老人会との結びつきが強いため、単町会でも一定の人数が集まるという。小林会長は「自分の経験や知識を使って地域の人達のつながりが深まると嬉しい」と話した。
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つるぎん27日に4月25日 |
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