荏田地域ケアプラザで6月29日、「こころと身体の健康調査」が行われた。認知症リスクに関する分析を目的に、青葉区役所と学校法人桐蔭学園が共同で実施しているもの。9月下旬まで区内地域ケアプラザ9カ所で1日ずつ実施するほか、3000人を対象とした郵送アンケート調査と合わせて、認知症リスク低減施策につなげていく。
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ケアプラザで行う調査は、早期認知機能低下を評価する認知機能チェックと、認知症と相関があると言われている運動機能のチェック、生活の様子などを尋ねる社会生活態度アンケートの3種。8月には社会生活態度アンケートを区民3000人に郵送する予定で、今回の対面調査と郵送調査を元に結果をまとめる。調査対象は40歳から79歳までと中年期を含んでいることが特徴で、認知症の早期発見や治療のほか、リスク低減に向けた施策に生かす予定だ。
学生も調査に参加
区内で最初に行われた荏田地域ケアプラザでの調査には、利用者など17人が参加。アンケート回答のほか、運動機能チェックとして椅子立ち上がりテストや開眼片脚立ちなどで筋力やバランス能力評価などが行われた。調査には桐蔭横浜大学の学生が参加したほか、同大学スポーツ健康政策学部の尾山裕介専任講師が認知機能の低下を予防する運動も紹介。ウオーキング時は速い速度よりも広い歩幅を意識すると良いなどのアドバイスもあった。
調査に立ち会った桐蔭学園の溝上慎一理事長は認知症は身体を動かし、頭を使っていた方がリスクを減らせると説明。その上で人に会うことと、1週先など未来の予定を立てることは頭を使う行動として推奨していた。
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