六ツ川の洋菓子店「フロランタン」など、市内の洋菓子店8店が地元企業が提供する食材を使った新ブランド「よこはまおやつ」の商品を開発し、4月下旬から各店舗で販売している。
よこはまおやつは、横浜商工会議所南部支部(南区・港南区・磯子区/笠原節夫支部長)が、地産地消や地域資源の開発を目的にしながら、横浜の新名物となる菓子を作り出そうと支援し、生まれたもの。
商品は、建設業の「キクシマ」(港南区)が地域貢献活動として行っている養蜂事業で採取したハチミツと、鶏卵生産販売業の「八千代ポートリー」(同)が日本の食糧自給率アップや環境循環を目指して生産した卵「食菜卵穂(ほ)の華(か)」の2つの食材を使う。趣旨に賛同した8店が焼き菓子をテーマにそれぞれ工夫を凝らした商品を開発した。
フロランタンが販売するのは「マリタイム・ブーケ」。店舗近くにあるこども植物園に咲くバラの花をイメージした焼き菓子。「ハチミツが濃厚な味を出している。外はカリッ、中はしっとりとした食感が楽しめる」と同店の中村キヨ子さん。1個140円。マドレーヌ(1個160円)もあり。
中村町に製造工場がある「パルファン」(中区)も参加。横浜開港の黒船をイメージした黒で色を付け、中華あんと黒ゴマが入った「黒ゴマフィナンシェ」を開発。同店の渡部潤さんは「仏菓子と中華菓子のハーモニーを楽しんでほしい」という。1個168円。
売上金の一部は地域のボランティア団体に寄付し、子育て支援などに役立てるという。南部支部では、来年度以降もよこはまおやつを展開していくとしている。
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