南区が呼びかけたごみ減量行動に協力した事業者が発表され、5月31日に南区役所で認定証が渡された。
ごみの削減に取り組む店舗などを区が認定し、その行動を広く知らせることを目的としたこの事業。昨年12月から今年3月まで応募を受け付け、行動協力店として11事業者を認定した。
3段階評価で最も上位の「みなっち賞」にはレジ袋辞退者に特典を与えたり、簡易包装に努力した6つのスーパーと印刷店、飲食店の8事業者が選ばれた。
紙再利用でメモ帳
吉野町の印刷店「アド・ワークス」は約10年前からミスプリント紙や古く色あせてしまった紙を再利用し、メモ帳やカードを製作、販売している。
メモ帳などに描かれているイラストは、店主の平工(ひらく)則子さん自身が手掛けている。平工さんは認定を受け、「物作りが好きで始めたので、私でいいのかと思った。認定でエコに貢献しているという意識ができた」と感想を語り、今後は「お客さん自身に再利用を促していきたい」という。
魚の骨でせんべい
弘明寺商店街内の中島町にある「酒処玄や」は約10年前から店内でエコ箸を使用。ほかにも、生ごみを市内の農家に提供し、肥料として再利用し、ごみ減量に努める。また、調理に使って残った魚の骨を揚げ、「骨せんべい」として提供している。代表の森下哲男さんは「経費削減にもなり、今後も継続していきたい。堆肥を作る機械が手に入れば、自分で肥料を作ってみたい」とさらなる減量に意欲を見せる。
そのほかの認定事業者は次の通り。▽サミットストア井土ヶ谷店▽イトーヨーカドー別所店▽そうてつローゼン六ツ川店▽FUJI横浜南店▽フードストアあおき横浜天神橋店▽マルエツ井土ヶ谷店▽いなげや横浜東蒔田店▽南区歯科医師会▽大川小児科医院
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