南区や西区などの公共掲示板にイラストがポスターとして貼られているキャラクター「のげやまくん」が地元を中心に人気を集めている。インターネットを通じ、昨年から徐々に知名度が上昇。新聞などのメディアにも多数取り上げられ、ますますファンを増やしているという。
のげやまくんは区や動物園などの公式キャラクターではなく、教育関係の仕事をしている男性・Yさん=西区在住=が個人で制作・運営しているもの。2011年6月に誕生し、主にYさんが管理するホームページ上で、野毛山動物園や周辺のイベント情報をPRしている。
また、ポスターに加工され、公共掲示板にも登場。現在は野毛のほか、吉野町、南太田などの約40カ所に貼られ、内容も10日に一度は更新。フェイスブックやツイッターといったSNSも活用しており、キャラクターと気軽に交流できることも人気の理由のようだ。
不思議さが魅力に
のげやまくんは基本的に日本語が話せないため、「のげのげ!」などとしか言葉を発せず、友人キャラクターの「あーあくん」が代弁してくれいる。
謎が多いキャラクターだが、Yさんは「人を楽しませられるようなことをしたかった。『なんだろう?』と少しでも足を止めてもらえたら嬉しい」と話す。
非営利のためグッズ販売などは行っていないが、ファンからの要望でYさんはのげやまくんのぬいぐるみ化を計画中。ネット上で寄付を募るサイトを利用し、準備を進めている。
Yさんは「今後は絵本なども作ってみたい」とのげやまくんの新しい展開にも意欲を見せている。
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