県立清陵総合高校(船橋憲正校長)のレスリング部が、8月19日から大阪府で行われる全国高校グレコローマン選手権に出場する。グレコローマンとは、足技禁止のレスリングのスタイルのこと。
全国に挑むのは、50kg級の吉岡大悟君(2年)、55kg級の山口翔君(同)、66kg級の山岸光君(3年)、120kg級の松本直毅君(1年)の4人。4人は6月23日、約70人が出場した県大会で各階級の決勝に進出、全国への切符を手にした。顧問の菅原和哉教諭は「よく頑張ったと思う。秋の国体シード権も狙えれば」と話す。
同部は創部2年目。菅原教諭のほかに、渡部沙織教諭、大谷康太教諭も顧問を務めており、2人は現役選手。大谷教諭は今年10月に行われる東京国体に神奈川県代表で出場する。
大半が柔道部出身
経験豊富な顧問が揃う同部だが、選手集めに苦労している。「レスリングはまだまだマイナーな競技」と話す菅原教諭自ら蒔田中や南中など、区内中学校の柔道部を訪れ、選手に声をかけている。全国大会に出場する4人のうち3人も中学時代は柔道部だった。南中学校柔道部顧問の竹内勝広教諭は「柔道部の卒業生が活躍してくれていることを嬉しく思う。卒業生が中学生にレスリングの技や練習法を教えてくれることもあり、それを柔道に生かしている」と教え子の活躍、成長ぶりを喜んでいる。普段から中学校柔道部と交流している菅原教諭は「心技体と頭脳を駆使して戦う魅力を知ってもらいたい」という。
全国大会に向け、主将の山口君は「全国3位以内に入ってシードを獲りたい」と目標を語った。
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