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南区版 公開:2013年8月1日 エリアトップへ

井土ヶ谷小に「理科教育賞」 日産財団が取り組み評価

教育

公開:2013年8月1日

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食塩を溶かす実験を行う児童
食塩を溶かす実験を行う児童

 市立井土ヶ谷小学校(伊藤雅代校長)が7月26日、公益財団法人日産財団(志賀俊之理事長)が創立した「理科教育賞」を受賞し、財団から賞金50万円が贈られた。

 この賞は理科を通して、子どもたちに科学的な思考を養ってもらおうと新設されたもの。同財団は母体の日産自動車が工場などを置く神奈川、福岡、栃木の3県の学校に、2004年度から「理科教育助成」を実施している。10年度の助成実施23件の中から事前に小学校4校と1幼稚園を選出。26日に日産自動車グローバル本社=西区=で選考会が行われた。同校は、学校全体で計画的に研究に取り組んでいることなどが評価されての受賞となった。

全国が注目

 同校は04年度から生活科と理科の授業研究に重点を置き、自然との出会いを重視した授業を展開。「『問い続け、学び続ける』子どもの育成」をテーマに、自分で問いを持ち、納得のいく答えにたどり着くまで問いと学びを続ける子どもを育てる授業を実践する。09年から理数科が専門の市立サイエンスフロンティア高校=鶴見区=と連携し、児童が高校生と生物観察をするなど、交流を続ける。昨年は小学校理科研究全国大会の会場となり、取り組みが注目されている。

 今年度、4年生は空気を温めた場合の変化について学習。水を入れた一斗缶を異なる条件に置いて状況を観察するなど、工夫している。別のクラスでは、電気の流れを学ぶために、モーターを使った簡易掃除機を作るなど、生活に関連した内容を重視している。

 同校の辻健教諭は「本来、理科は生活に身近なもの。子どもの考えを大事にし、教師が寄り添いながら科学的知識を深められるようにしている」という。今後も子どもに学ぶことの楽しさを伝えながら、理科の授業研究を続けていく方針だ。

表彰を受ける伊藤校長(右)と辻教諭(左)
表彰を受ける伊藤校長(右)と辻教諭(左)

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