江戸時代の荷役制度「助郷(すけごう)」を再現した行列が10月13日、永田小学校で開催される「北永田ふるさとふれあいまつり」の中で披露される。
助郷制度は、大名行列などの際、荷物を送り届ける人馬が不足するため、幕府の命令に応じ、近隣の村が人馬を提供したもの。保土ケ谷宿に近かった当時の永田村からは多くの人や馬が借り出された。史料によると、1712年には永田村から1399人と1832頭の馬が行列に随行し、神奈川宿や戸塚宿に荷物を送り届けたとされる。
行列は宿場の伝統行事をよみがえらせようと、1993年に地元有志の「永田助郷伝承保存連」(金子進治会長=人物風土記で紹介=)が復活させた。同年から行列を再現。2年に1度、同まつりに合わせて出されている。
保存連会長の金子さんは「永田の歴史を若い人に伝えていきたい」と話す。行列は午前11時ごろから始まる予定。
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