市立永田台小学校(住田昌治校長)で11月2日、東日本大震災で親を亡くした子どもの支援などを目的とした募金活動が行われた。
これは、仙台市のNPO法人「子どもの村東北」が行う支援活動に賛同した同校のPTA役員らが企画。同法人は、震災などが理由で親と暮らすことができなくなった子どもたちが、里親らとともに新しい家庭を築き、家や施設が集まる「子どもの村」の中で、多くの家族がともに生活することを目指す。「子どもの村東北」は、2014年12月に仙台市での開設を予定しており、全国からの寄付金などで建設・運営され、行政機関とも密接な連携を図るなど、地域とつながりながら子どもを支援する方針。
このプロジェクトを1年前に仙台市を訪れて知った住田校長がPTAに伝え、共感した役員が団結し募金の呼びかけを行うことになった。学校の授業が一般公開される「オープンスクール」に合わせて実施された当日は、PTA役員らが校内に集まり活動目的が記されたパンフレットを来校者に配布。関心を持った多くの住民が募金に協力した。
今後同校は、近隣にある地域ケアプラザや地区センターにも募金箱を設置する。また、隣接する小・中学校への活動提案も行っていく予定。PTA副会長の朝見千陽(ちあき)さんと高澤里江さんは「活動を通じて少しでも子どもたちの役に立てたら」と話した。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|