市立中村小学校(中川和幸校長)で11月26日、山形県鶴岡市の米農家を招いて餅つきが行われた。
同校は以前、修学旅行で鶴岡市羽黒町を訪れ、現地で農業体験をしていた。10年以上前から旅行先が変わってしまったが、それ以降は校内で田植えを行うために5月から6月に羽黒町の農家を招き、指導を受けるようになった。餅つきは収穫した米を使い、毎年この時期に行っている。
スズメ被害で苦戦
今年もJA庄内たがわ羽黒青年部のメンバーが同校を訪れ、5年生に米作りの方法を指導。同校の一角を使って稲を育てた。校舎工事の関係で例年より植えた苗が少なかったことや米をスズメに食べられたこともあり、ほとんど収穫できなかった。
餅つきのために、同青年部の10人が羽黒町からもち米16kgを持参。5年生の40人が順番に杵を手にして餅をついた。鈴木捷馬君は「米作りはスズメに食べられてしまうなど大変だったけれど、餅つきは楽しい」と笑顔を見せた。
児童がついた餅にはあんこやきな粉がまぶされ、同青年部や保護者らと一緒に食べた。同青年部の一人は「米について、子どもにもっと知ってもらいたい。毎食、米を食べてほしい」と願いを込めて語った。
同校は給食に羽黒町で収穫された米を使うようにしている。中川校長は「子どもが農家の仕事に触れられるのは貴重な機会。米作りが簡単ではないことがよく分かったはずで、自然に対する愛情を育むきっかけになれば」と期待した。
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