南消防署(牧島敬行署長)が12月17日と18日、地震発生後に高地で火災が発生した場合の「遠距離送水訓練」を行った。
訓練は大規模な地震により、山坂が多い南区の高地で消火栓や防火水槽などが途絶えてしまった場合や、道幅が狭く消防車が通れない場所で火災が発生した際などを想定。低い土地にある消火栓からホースをつないで水を運び、水圧や放水できる水量などを検証するために実施した。
18日の訓練は、南太田交番付近からスタートし約30人が参加。1本約20mのホース30本以上をつなぎ合わせ、清水ヶ丘の清陵総合高校近くまで総距離720m、高低差34mの坂道を駆け上がった後、放水した。
訓練では、送水する距離が長いと水圧が弱まり、消火に必要な水量が得られないことから、中継地点としてホースの間に水圧を高める「可搬式ポンプ」を用意。2台以上置くことで消火に十分な水量が確保できることなどが確認された。
牧島署長は「災害に備えてしっかり訓練を行っていきたい」と話した。
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