市立南小学校(伊藤明校長)で1月18日、大岡地区連合町内会(加賀美長明会長)の住民を講師に招いての防災訓練が行われた。
訓練は地域と一体になり、自助、共助の意識を高めようと、同校が町内会側に依頼して実施した。小学校の訓練に連合町内会が講師役として参加する形の訓練は南区内では初めて。
バケツリレーを指導
児童がバケツリレーや起震車で地震の揺れを体験。バケツリレーは住民が児童に運び方を説明し、約50mを70人で往復リレーした。住民からは「子どもたちが心を一つにして、助け合ってリレーしていた」など、評価する声が聞かれた。
同校は月1回、火災や地震を想定した避難訓練を行っている。伊藤校長は「災害時は、子どもも地域を助ける力になれる。特に高学年の児童にその意識を持ってほしい」と話す。
同町内会の加賀美会長は「訓練に参加するだけではなく、教える立場になることで、防災意識がさらに高まる。日ごろから児童と顔を合わせる機会を作り、コミュニケーションを図りたい」という。伊藤校長は「次回は保護者にも参加してもらいたい」と述べ、より多くの人を巻き込み、防災や減災の意識を地域全体に広げたいとしていた。
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