市立永田台小学校(住田昌治校長)で5月12日、岩手県気仙郡住田町の多田欣一町長が5、6年生に東日本大震災の復興支援などについて講演を行った。
学校関係者が大船渡市や陸前高田市を訪れた際に隣接する住田町の存在を知り、校長の名前と同じ町名ということから興味を持ち、町長を横浜に招いた。
住田町は人口約6千人で林業が盛ん。震災による被害が少なく、発生当初から隣接する大船渡市や陸前高田市の住民を受け入れるなどの活動をしている。
多田町長は、震災発生から3時間で町民の安否確認ができたことに触れ「日ごろから隣りの人が何をしているのかが分かっている」と人のつながりを強調。隣接自治体への支援活動を説明した上で「強い人というのは、弱い人を助けられる人のこと。強さの裏に優しさを持ってほしい」と子どもに訴えた。さらに「助ける心、思いやる心、感謝する心を大事に」と話した。
5年生の男子児童は「町長の話を聞いて、人に優しくしたいと思った」と感想を語った。
住田校長は「子どもは、命の大切さや人に接する時の気持ちについて、勉強になったのではないか」と話し、自身と同名であることがきっかけの縁を大切にしたいとしていた。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|