神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2014年11月13日 エリアトップへ

アジアパラ大会 区内2選手が銀メダル 品田さん、加藤さん

スポーツ

公開:2014年11月13日

  • LINE
  • hatena
2位でゴールし感涙する品田さん(左)写真提供・本人
2位でゴールし感涙する品田さん(左)写真提供・本人

 清水ヶ丘在住の品田悠乃さん(38)=人物風土記で紹介=と、通町在住の加藤有希さん(41)が、韓国のインチョンで10月下旬に行われた「アジアパラ競技大会」に出場し、銀メダルを獲得した。

 障害がある人がさまざまなスポーツで競う”アジパラ”は、アジアパラリンピック委員会などが主催し、4年に一度開催されているもの。品田さんはボートを1千m漕いで順位を争う「ローイング」競技の男女がペアを組む種目「ダブルスカル」に出場した。

 10月20日に行われた予選レースでは、出場3チーム中最下位だった品田さんペア。大差を付けられての敗北に「ショックを受けた」と話す。しかし、ペアを組む駒崎茂さんから「粘り強く行けば勝てる」と叱咤激励され、スタート練習などを予選後に敢行。翌日の決勝では、レース序盤、先頭集団に僅差で食らい付き、中盤に香港チームを抜き去って2位でゴールした。

 品田さんは運動失調が主な症状の脊髄小脳変性症で、30歳から車いす生活を送る。4年前にボランティア職員の誘いを受け、ボートを始めた。競技を始めて3カ月で挑戦した前回大会は、力不足を露呈し最下位に。悔しさをバネに「絶対勝つという気持ちでレースに臨んだ。嬉しさと安堵感で号泣してしまった」と歓喜の瞬間を振り返った。

不安乗り越え快挙

 アジパラ初出場となった加藤さんは、7人が出場した陸上女子100m、200mに出場し、両種目で2位に入った。

 今夏に右足にけがを負い、1カ月間練習できなかったという加藤さんは「不安と焦りがあった」と胸の内を明かす。治療、リハビリ、練習というサイクルの中、開き直って大会に臨み、「今までの頑張りが結果に出た。『やったー』という気持ち」と喜んだ。

 加藤さんは2012年のロンドンなど、パラリンピックに過去3度出場している。帰国後は11月2日に長崎県で行われた国体に出場。100m、200mで2冠を達成した。

表彰式で銀メダルを掛ける加藤さん(左)写真提供・本人
表彰式で銀メダルを掛ける加藤さん(左)写真提供・本人

南区版のローカルニュース最新6

公益社団化10周年祝う

横浜南法人会

公益社団化10周年祝う

3月28日

団体横断的な防災活動を

団体横断的な防災活動を

デスク・レポート

3月28日

高田市議の後援会発足

「気になる選手 見つかる」

DDTプロレス大石真翔選手

「気になる選手 見つかる」

30日、中区で大会

3月28日

「みなっち」仕様 防災ボトル

「みなっち」仕様 防災ボトル

自治会・団体向けグッズ

3月28日

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook