市立南中学校(河島一校長)の生徒らが集めた使い捨てカイロを東日本大震災の被災地に送る支援活動が3年目を迎え、今回は3262個のカイロが集まった。
この支援は、震災を機に宮城県石巻市で活動しているボランティアグループ「みどりの会」所属の北野順子さんが2012年から行うもの。北野さんの呼びかけに賛同した南中が大岡小、井土ヶ谷小に声を掛け、支援の輪が拡大した。
南中では、生徒会役員の13人の生徒が復興の進んでいない被災地の現状をインターネットなどで調査。朝会や道徳の授業で在校生に調査内容を伝えた。
支援の重要性を知った同校では、昨年の858個を大きく上回る1791個が集まった。大岡小(163個)と井土ヶ谷小(1308個)で回収したカイロと一緒に3月中に石巻市の仮設団地などに届けられる。
生徒会長の木菱美玲さん(2年)は「カイロで遠い被災地にいる人の心を温められたら」と語った。北野さんは「生徒や先生の力が被災地にいる人々の心の励みになっている」と学校の協力を喜んだ。
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