自転車競技「BMX」で2016年のリオデジャネイロ五輪出場を目指す弘明寺町在住の松下巽(たつみ)さん(23)=人物風土記で紹介=が7月4日、5日に茨城県で行われる全日本選手権に出場する。昨年は準優勝だった国内最高峰大会での優勝を弾みに、五輪出場の狭き門に挑む。
BMXはホイールの直径が20インチ(約50cm)の自転車で1周約300mの起伏、傾斜が激しい砂のコースを最大8人で走り、順位を争う競技。アメリカやヨーロッパで盛んに行われており、2008年から五輪種目になった。
松下さんは19歳からはトップクラスで戦い、現在は日本代表の一員としてワールドカップなどに出場し、世界を転戦している。
全日本選手権は国内ナンバーワンを決める戦い。松下さんは12年、14年の準優勝が最高。
松下さんのマネジメント会社インターナショナルライダーズコレクションの吉田宏さんは「五輪に出て、BMXを日本でも広めてほしい」と期待する。すでに後援会も発足し、20年の東京五輪まで見据えた支援体制が作られつつある。
リオ出場、最大2枠
五輪出場枠は世界大会の成績によって国ごとに与えられる。現状、日本は1人だけで、今後の結果で増える可能性もあるが、実力的に2人が最大とされる。
昨年の全日本選手権は4連覇を達成した長迫吉拓選手にあと一歩届かなかった。松下さんは「いつも同じ相手に負けているので、何とか勝ちたい」と五輪出場へ、まずは全日本選手権で国内の頂点を目指す。
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