南区役所は区民の投票による土産品のコンテストを7月から始めた。区の地域振興策の一つ。土産として持ち帰れる飲食物を区民から募り、投票が多い商品は区内外にPRされる。投票は10月まで受け付けられ、年内には区民おすすめの「みなみやげ」が誕生する。
南区は今年度、「賑わい」を区政運営の重点分野にしており、地域の魅力を内外に発信して、観光や誘客につなげる取り組みを進める。土産品コンテストは初めて行うもので、地元の魅力を掘り起こし、再発見する目的もある。
飲食物対象
コンテストの対象は、南区内で販売されている持ち帰り可能な飲食物。チェーン店の場合は、本店か第1号店が南区にあることが条件。推薦できるのは、区内在住・在勤・在学の人。
はがきやFAX、Eメール、区ホームページから推薦賞品を応募する。10月31日まで受け付けられ、推薦上位8品程度が「みなみやげ」に指定される。
選ばれた商品は、広報やホームページ、来年発行予定の区の魅力を紹介するマップなどで紹介されるほか、桜まつりや南まつりで販売を行うことも検討されており、商品が区内外に向けてアピールされる。
継続してPR
南区ではこれまで、2009年に開港150周年を記念して、和菓子や地域作業所が作る布製品などの15商品を「盛り上げ商品」としたほか、11年には区民から募ったおすすめの惣菜を選ぶコンテストを行い、トップ10を発表した。ただ、これらはいずれも1年限りで終了しており、新しい商品の選定など、更新はされていない。「みなみやげ」について、コンテストを行う区政推進課は「ある程度の期間はPRが必要になる。継続して広報したい」と広くアピールしていく方針で「区民だからこそ知っている逸品・名品を推薦してほしい」と期待する。
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