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「めぐカフェ」開設5年 就労体験、地域協力で前進 女性の自立支援に手応え

社会

掲載号:2015年11月26日号

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カフェで接客するスタッフ
カフェで接客するスタッフ

 女性の活動を支援する施設「フォーラム南太田」に2010年11月、就労体験の場「めぐカフェ」が開設されて5年が経過した。人間関係や精神的な悩みから働きづらさを感じる女性をカフェ勤務を通して支援。就労体験者約100人のうち、半数近くがその後に就労を果たした。施設側は「地域団体の活動参加で幅が広がった」と今後も外部の協力を得ながら事業を進める。

 施設を運営する市男女共同参画推進協会は、人間関係の悩みや心身の不調などで仕事ができない女性を支援しようと、09年から就労準備講座を始めた。講座は年2回。11日間でヨガや発声法を習ったり、履歴書の書き方などを学ぶ。

 講座修了後、就職へ向けた経験を積む場を提供する目的で、10年11月に喫茶店「めぐカフェ」を施設1階に開設。修了生の希望者が勤務を行っている。カフェ勤務では、あいさつなど、仕事をする際の基本的な心構えを10日間で身に着ける。その後、20日間、接客や調理補助を行う。仕事は1日3時間。

終了後、半数が仕事に

 これまでの5年間で93人が仕事を体験。施設によると、20代前半から30代前半が多いという。体験者のうち42人がその後、仕事に就くことができた。飲食店や病院の受付、事務などの仕事に就く人が多い。

「人の輪」に入る

 開設当初から事業を担当してきたフォーラム南太田の小園弥生さんは「最近の講座参加者は、小中学生のころから学校や家庭に安心感を持てずに育った人や長期の不登校を経験した20代前半の人が多い」と話す。「安心して人の輪の中にいられる経験が大事」とし、カフェでの体験に加え、この2、3年は地域団体の活動に参加し、社会経験を積むことを増やしている。

 古布や着物のリサイクルを行う団体、ファイバーリサイクルネットワーク=宿町=では、イベントの商品整理や搬出入を行う。ほかの団体では工作教室や野菜販売などを手伝う。小園さんは「外部で居場所や役割を与えられるのは彼女たちの自信につながる」という。

自信持ち、意識変化

 31歳のAさんは、フリーターや契約社員を経験したが、この数年はバイトの面接に受からなくなっていた。「自分に自信がなくなっていた」というAさんだが、講座と就労体験を通し「以前は何かをする前にあきらめていた意識が変わった」と話す。29歳のBさんは「同じような悩みを持つ人がいて、前向きになれた」と話し、今ではカフェ内の掲示物作成などで活躍の場を見出している。

 カフェを担当するフォーラム南太田の関根崇年さんは「地域の方の支えを得ながら、誰もがほっとできる場を作りたい」と話し、外部との連携を意識していく。

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