南区 社会
公開日：2016.01.28
｢性別で決める必要ない｣
南太田写真展 同性カップル語る
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作品の前で笑顔を見せる室井さん（左）と恩田さん
同性愛者などの性的少数者や家族らの写真展「Ｌｏｖｅ ｉｓ Ｃｏｌｏｒｆｕｌ」が１月23日からフォーラム南太田で始まった。
23日には、同性カップルの室井舞花さん（28）と恩田夏絵さん（29）のトークイベントがあり、約20人が集まった。
室井さんは10代から自分が好きになる相手が女性であることを悩んでいた。18歳で国際交流団体「ピースボート」に参加。そこでレズビアンの女性の話を聞き、カミングアウトできるようになった体験談を披露。「子どものころは親に隠れるように見た映画から同性愛の情報を得た」と話し、性的少数者にとって正しい情報が必要だと訴えた。
恩田さんは小学生のころから不登校で引きこもりだった。自分に優しくしてくれる男性を好きなることも多かったが、「性別で決める必要はない」と感じるようになり、ピースボートで出会った室井さんと11年から交際を始めた。13年に結婚パーティーを大々的に開催。２人は「友人や身近な人に認められ、それからの日常生活がスムーズになった」と思いを語った。
室井さんは「私たちが動いても微々たる変化かも知れないが、少しずつ理解が広がっていけば」と話し、性的少数者を取り巻く環境が良くなることを願った。
写真展は２月６日まで。問い合わせはフォーラム南太田【電話】０４５・７１４・５９１１。
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