記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 3月10日0:00更新
”あの日”から5年。誰もがあの瞬間、何をしていたか忘れないだろう。記者は「人物風土記」の取材で民家にいた。大きな揺れで目の前の湯飲みから茶がこぼれ、火災を伝えるテレビを横目によく取材を続けたと思うが、撮影した写真は基本的な光の調整すらできておらず、動揺していたことを思い出す。建物が激しく揺れ、中にいた全員が一時的に避難を余儀なくされた南区庁舎は免震構造の頑丈なものに生まれ変わった。復興への道のりは時間で区切るものではないが、”あの日”のことは一生忘れぬようにしたい。 (も)