市立六つ川小学校(角田和暁校長)にある畑で3月8日、ジャガイモの種イモ植えが行われた。
荒れ地を整備
同校は1967年の開校時から校庭脇に畑があった。当時から畑で野菜が育てられていたが、教諭の異動などで手入れが行き届かず、数年前から荒れた状態になっていた。これを見かねた地域住民の有志が2014年から整備を開始。農業経験者を含め、10人以上が手入れし、同年秋にはダイコンを植えられるまでになった。その後、300本が育ち、収穫物は給食で提供された。畑ではホウレンソウやサツマイモなども育ててきた。
ジャガイモの種イモ植えは、昨年も同時期に児童に協力してもらって実施。児童にも好評だったことから、今年も実施した。
当日は住民有志4人が畑を訪れ、耕した畑に種イモを植える場所を作り、5年生約60人が約100個を順番に置いていった。同時に給食の食べ残しを利用した肥料をまき、成長を願った。男子児童は「今まで畑に来ることは少なかったが、これからは様子を見に来たい」と話した。
今後は住民が数日置きに畑を訪れて様子を見つつ、児童にも雑草抜きを協力してもらうという。住民の中心的な役割を果たす東梅良成さんによると、イモは4月中旬に芽が出て、6月中旬には収穫できるという。東梅さんらは六ツ川連合自治会の中で区の補助金を基に作った農園で野菜の栽培などを行っており、そうした経験も生かされている。「もっといろんな種類を作っていきたい」と意気込む。
角田校長は「地域の指導がありがたい。児童は育てた野菜を自宅に持ち帰るので家庭でも野菜作りが話題になっている」と喜んだ。
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