2015年度の横浜市民意識調査の結果が3月下旬に公表され、横浜に対する愛着を感じる南区民が9割を超え、市内18区で最も多いことが分かった。現住地を選んだ理由でも「横浜が好き」を挙げる人が区別で最多となり、南区民の”横浜愛”が浮き彫りになった。
市民意識調査は、政策立案や市政運営に役立てようと、市が毎年行っているもの。調査は昨年5月から6月に行い、20歳以上の2146人から回答を得た。このうち、南区民は115人。
横浜に対する愛着について聞いたところ、「感じている」と「やや感じている」とした南区の回答者は合計で91・3%。市全体を10ポイント以上上回り、18区で最も高かった。
同様の調査が行われた10年度は、愛着を感じる人が市内2位の85・5%だったが、13年度は81・3%で10位に落ち込んでいた。
市全体の愛着の強さは2年前とほぼ変わらない中、南区民の横浜への思いが強まった。南区への愛着は76・5%が感じているとし、中区の81・3%に次いで2番目に高かった。
「地元好き」で定住
現在住んでいる場所を選んだ理由を聞く質問(複数回答)では、南区回答者のうち「交通の便が良いから」が58・3%で最多。「横浜が好きだから」とした人は31・5%で、市全体の17・5%を大きく上回り、区別では最も多かった。
現在の場所に住み続けるかの意向について、「住み続ける」に「たぶん」を合わせた割合は69・6%で西区、保土ケ谷区に次いで3番目に高い。これらの結果から、南区民は「横浜に愛着を感じているから、これからも今の場所に住み続けたい」と考えている人が多いと推測される。
南区民の横浜への愛着が強いことに関し、南区役所区政推進課は「推測だが、下町情緒あふれる南区に住んでいることが関係しているのでは」としている。
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