健康診断の結果から糖尿病の危険性を指摘された人を対象にした「健康みらいチャレンジ講座」が6月8日、南区役所で行われた。
講座は1年以内に受けた診断で過去1〜2カ月の血糖値を表す「HbA1c」の値が5・6%〜6・9%だった40歳〜74歳の人。一般的に値が5・6%〜6・4%の人は気を付けるべきとされ、6・5%以上はすぐに受診が必要だという。
講座には4人が参加。保健師や栄養士から糖尿病の危険性や改善へ向けた運動法などの説明を受けた。その後、今後行う生活習慣改善へ向けての行動目標を考えた。参加者は「1日8千歩以上歩く」「昼食の弁当に必ずサラダを加える」など、具体的な目標を掲げた。
参加した女性は「目標を立てたことでやり遂げようという意欲が出てきた」と話した。参加者は9月上旬に再び集まり、HbA1cの測定を行い、自身の変化を検証しながら、糖尿病予防策を考えていく。
受診率が市内最低
2015年度の南区の特定健診受診率は19・3%で市内最低。また、受診者に占めるメタボリックシンドロームと予備群の割合は市内1位だったため、区は今後も受診を勧めつつ、受診後の支援を行う方針だ。
同講座は8月、12月にも開かれる。区福祉保健課健康づくり係は「糖尿病の治療が必要になる前に対策を講じてほしい」と話す。6月28日午後2時から、南区役所で医師による糖尿病講座を開催。申し込みは23日までに区健康づくり係【電話】045・341・1187。
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