「どうぞお好きな着物を選んで下さい」（丸昌横浜店）
横浜市美容組合連絡協議会（中野利彦会長）は、１月８日の成人式で「はれのひ」の被害に遭った人を対象に２月20日と27日に「応援プロジェクト」を行う。市教育委員会などが後援。
同プロジェクトは、晴れ着の貸し出し、着付け、ヘアメイク、写真撮影（ワンポーズ）を無料で提供するというもの。同会の呼び掛けに賛同した県内の美容師や、横浜市写真師会などの協力により実現した。
丸昌が衣装提供
貸衣裳の提供は「晴れ着の丸昌横浜店」＝南区西中町＝が無償で行い、約１００着の中から事前に好きな振袖が選べる。会場は神奈川県美容業生活衛生同業組合研修スタジオ＝中区弥生町２の15の１ストークタワー大通り公園III２０２号＝。時間は午前９時から正午と午後１時から５時。各日定員あり。
丸昌横浜店では、成人式当日も会場の横浜アリーナ周辺で受け入れや独自の支援を行ってきた中、今回プロジェクトに参加。同社の鹿島邦彦取締役社長は「（はれのひの件は）晴れ着を扱う同業者として大変申し訳なく思っている。一生に一度の記念として、ぜひ振袖姿を写真に残してほしい」と話す。市美容組合は「美容師の集まりである私たちにできることで、被害に遭われた新成人を応援しようと企画した。気軽にご利用を」と呼び掛ける。
支援には被害を証明できる契約書などが必要。申し込みは１週間前までに県美容組合【電話】０４５・２６１・０１３１。
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