南消防署(小出健署長)職員の小池将太さん(22)と谷口幸太郎さん(22)の2人が5月にあった救助技術を競う「市消防救助技術訓練会」の「ロープ応用登はん」と呼ばれる種目で2年連続1位となり、6月11日に厚木市で行われる「県消防救助技術指導会」に出場する。
訓練会は消防・救助活動に必要な体力などを身に付けるために実施されている。陸上と水上で計13種目があり、正確性やタイムを競う。
ロープ応用登はんには、6チームが参加。登はん者と補助者の2人1組で器材を使わずに垂らされたロープを使って壁を15mを登るもの。
谷口さんが「土台」と呼ばれる役割となり、小池さんが谷口さんの背中側から太もも、肩の順に足をかけ、ロープを使って登る。市訓練会の記録は11秒3で、2位に1秒差以上を付ける圧勝で連覇を果たした。昨年の「Vコンビ」が練習を再開したのは、年末から。練習を重ね、感覚を取り戻し、9秒2だった昨年の訓練会記録を上回る8秒台を出せるまでになった。
本番での記録が低調だっただけに、谷口さんは「もっと良いタイムを出せた」という。昨年の県指導会は「人が多く、プレッシャーがあって、力を出せなかった」(小池さん)。2度目の出場となるだけに、谷口さんは「昨年の雪辱を果たしたい」と意気込み、上位に与えられる全国大会の出場を目指す。2人は「日々の業務でも意見を出し合うことが増えた」と災害対応現場でもさらに力を発揮できるようになった。
南消防署の小出署長は「若い職員の活躍は署全体が活気付く」と好影響を及ぼしているとした。
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