市立横浜総合高校(小市聡校長)の生徒が3月に行った東日本大震災の被災地産品販売などで得た売上金で購入したテント1基を7月4日、弘明寺商店街(長谷川史浩理事長)に寄付した。
生徒が農業体験
同校は大規模災害時の地域貢献の可能性を探ろうと、3月に同商店街で「横総大感謝祭」を初めて企画。東日本大震災被災地の岩手県の釜石漁港や福島県矢祭町のほか、山梨県道志村、長野県上田市の4カ所で漁業・農業体験をしてきた生徒18人が各地で取れた昆布や米を使い、おかゆを提供。物産品の売上と募金を合わせて約5万円が集まった。
売上金で災害時にも使えるテントを購入し、同商店街に寄付した。3年生の関口拓斗さんは「こうしてテントという物になると、やってきた活動に充実感を覚える」と話した。商店街の長谷川理事長は「生徒は以前から商店街の清掃をしてくれたり、イベントに協力してくれており、地域密着の活動がとてもありがたい」と応じた。
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