記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 9月27日13:24更新
今からちょうど10年前、2009年9月27日夜、記者は赤レンガ倉庫そばにあった「開国博Y150」のベイサイド会場にいました。
開国博は4月に開幕し、この日で閉幕。閉幕セレモニーには1カ月前の市長選で当選したばかりの林文子市長のほか、イベントを主催した横浜開港150周年協会の関係者が出席。ベイサイド会場の目玉であったフランスの団体「ラ・マシン」による巨大グモの前に座った関係者は、フィナーレだというのに浮かない表情に見えました。
この時点で有料イベントの来場者が主催者の想定を大きく下回り、巨額の赤字が発生することが確実な状況。誰がどのように赤字を補填するのかが争点になっていました。結局、赤字を埋めるために市が約12億円を協会に支出することになりました。開国博閉幕から10年。この写真ではにこやかに話している林市長と当時は横浜開港150周年協会の副会長だった藤木幸夫横浜港運協会会長がカジノを含むIR誘致で対立しているのはご承知の通りです。