新たな横浜の玄関口として10月末にオープンした商業施設「横浜ハンマーヘッド(新港ふ頭客船ターミナル)」。それに伴いこのほど、市交通局は新港地区と桜木町を結ぶバス路線「ピアライン」を新設した。
観光・通勤の足に
ピアラインは朝夕と日中で異なるルートを走る。「速達性」重視の朝夕ルートは周辺施設への通勤手段としての利用を見込む。午前10時から午後4時までの日中ルートは「周遊性」を重視し、人気観光地の大さん橋客船ターミナルや日本大通り駅前などに停車する。
車体の外観デザインは横浜を拠点に活躍した「NDCグラフィックス」のディレクターで、今年6月に亡くなった中川憲造さんによるもの。
近年、商業施設や企業ビルの参入が進む新港地区。同局の担当者は「駅から歩くには遠くて不便な施設もあるとの声も増えていた」と話す。施設などの新設に伴って就業者も増え、交通手段はみなとみらい地区の課題となっていた。それらを踏まえ、同ラインは午後11時台まで運行。「お客様が安心して夜の横浜を楽しんでもらえるようになれば」と担当者は話す。
2020年度末までには、よこはまコスモワールドを運営する泉陽興業が桜木町駅前〜新港ふ頭を結ぶ全長約630mのロープウエーを整備予定。交通手段の充実でさらなる発展を目指す。
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