男女ともに働きやすい職場づくりに取り組んでいるとして、南区の株式会社神奈川保険グループ=宮元町=、株式会社中原建設=中村町=、株式会社日本工業所=六ツ川=の3社が横浜市の「グッドバランス賞」の認定を初めて受けた。認定期間は2021年12月末までの2年間。
「働き方改革」が社会全体の課題となる中、認定企業がどのような取り組みを進めているのか、シリーズで取り上げる。第1回は宮元町の保険代理店、神奈川保険グループ(高下直也社長)の女性雇用や社内体制整備の進め方を紹介する。
事務社員 改善策探る
同社は損害保険や生命保険などの代理業。社員は33人で男女の数はほぼ半々。近年は女性の採用を増やしているという。高下社長は「規制や法律の変化で、代理店も保険会社と同じような仕事内容が求められるようになり、人の戦力強化は重要」という。
大量の書類の処理などを行う事務社員の多くが女性。営業担当者と同様に顧客と電話で連絡を取ることもある。月1回、事務社員だけによるミーティングを開き、業務の改善点を話し合っている。「細かい点でも無駄な作業が減れば効率化につながる」と高下社長。
必要業務見極め
保険会社ごとに担当者を振り分けていたが、社員が病気などで長期間休むと、業務が滞ることがあった。そのため、担当者を変更し、引き継ぎの中で本当に必要な業務は何なのかを見極め、効率化を図っている。
これまでに市の地域貢献企業や健康経営の認定、認証を受けている。高下社長は「第三者からの評価は自信になる。社員が自分の家族をこの会社に入れたいと思ってもらえるような企業にしたい」と展望を語った。
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