1月26日の「文化財防火デー」に合わせ、弘明寺観音(美松寛昭住職)で23日、防火訓練が行われた。文化財を守る訓練は毎年この時期に全国で行われているもので、1949年に奈良県の法隆寺本堂が延焼したことから始まった。
南消防署のほか、弘明寺観音自衛消防隊、南消防団、弘明寺商店街自衛消防隊が参加。弘明寺観音本堂から出火し、国指定の重要文化財などに延焼する恐れがあり、逃げ遅れた参拝者を避難させ、文化財を運び出す想定で行われた。119番通報の後、参拝者に見立てた人形を運び出し、消防隊らが本堂へ向けて一斉に放水を行った。
美松住職は「皆さまの魂が入った仏様を守っていかねばならない。そのためには多くの方の協力が必要」と話した。南消防署の小出健署長は「弘明寺観音の文化財を守るという強い気持ちを感じた」と話した。
このほか、国や県、市指定の文化財がある光明寺=庚台=、寶生寺=堀ノ内町=、寶林寺=永田北=でも20日、21日に消火訓練が行われた。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|