太田東部地区連合町内会(堀江武史会長)と同地区社会福祉協議会(浜中孝夫会長)が地域交流を目的とした高齢者サロン「ひょっこり茶屋 出張編」を1月25日に葬祭ホール「ファミーユ久保山」=庚台=で行った。町内会役員と市立太田小学校の児童ら約50人が流行中のテレビゲームで親睦を深めた。
ひょっこり茶屋は「単身の高齢者に地域とふれあう機会を」などの思いで同地区社協が2018年に設立したサロン。毎月1回、ドンドン商店会にある旧お好み焼き店の空き家を使い、茶菓子を食べながら、地域のニュースなどを話して盛り上がっている。
より多くの人に地元とのつながりを強めてもらおうと、「出張編」として広い施設での開催を企画。近隣の同校に参加を呼び掛けた。
子ども目線で若々しく
出張編は、「子どもの目線に合わせる」がコンセプト。堀江会長は「子どもと高齢者の集まりでは大抵、ベーゴマなどの昔遊びになる。我々が今の遊びを学び、いつまでも若い気持ちを保てれば」と、小学生の間で人気のテレビゲームで遊ぶことに決めた。
ゲームは体を使ったものを中心に赤組と青組のチーム対抗戦で実施。頭の上に振り下ろされた刀を両手を合わて受け止める「真剣白刃取り」は両組譲らず白熱した戦いが繰り広げられた。
地区社協の浜中会長は「茶屋での交流をきっかけに、普段から互いに話す関係になってほしい。災害時などは助け合えるようなまちづくりを進めていきたい」と話した。
民生委員が学習支援
同地区の民生委員らは、同校児童が解いた国語などの教材を丸付けするといった学習支援に携わっている。その中で月1回、「見て、ふれて学ぶ」をテーマとした課外授業で地域の専門家を講師に招いている。「茶屋」の前には、元警察官でボランティア活動を行う久保雅信さんによる「指紋捜査教室」が開かれた。役員らは児童と指紋を採取する方法や犯人逮捕までの流れなどを学び、交流を深めた。
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