中村町のゆかりさん(ペンネーム)がこのほど、産経新聞の連載コーナー「ビブリオエッセー」の6月の月間賞を受賞した。ゆかりさんは「まさか受賞できるとは思わなかったので驚きと喜びが半々」と話す。
同コーナーは、読者が感銘を受けた本にまつわる思いやエピソードを綴るもの。ゆかりさんは「女ひとり、イスラム旅」(常見藤代著)の感想とともに、本の影響で訪れた中東のオマーンで遭遇したエピソードなどを600字に記した。
「世界自分の目で」
これまでアメリカなど、海外渡航経験はあったが「イスラム圏の人々の生活様式を自分の目で確かめたかった」と話し、本の著者・常見藤代さんを見習って一人旅を決めた。常見さんからもアドバイスをもらい、昨年12月に数日間、オマーンを旅した。「男性も女性と同様に極限まで肌を隠す衣装を身に付けていたことが特に印象的だった」と振り返る。「親切な人が多く、料理も美味しかったけど、鉄道がないので移動が大変だった。頼みのバスも時間通りに来ず、日本が恋しくなった」とも。
「コロナが収束したらチュニジアやスリランカにも行き、国の歴史や文化を学びたい。そして、旅の体験談と今の生活を交えながら、日本と外国の違いなどを考察したエッセイを書きたい」と今後の目標を話し、次は自分の物語を発信する。
ゆかりさんはこれまで、日本チェーンストア協会の「お買い物川柳」で銀賞(受賞作品「人の声 聞きたくて来る 独り客」)を受賞するなどの実績を残している。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|