市歴史博物館=都筑区=で俳優の緒形拳さんの企画展「俳優 緒形拳とその時代〜戦後大衆文化史の軌跡〜」が12月6日まで開催されている。
戦後を代表する俳優である緒形拳さんが劇団新国劇に入団してから2008年に亡くなるまでの半世紀にかけて出演した舞台やテレビ、映画の台本、ポスター、カンヌ国際映画祭で受賞したパルムドール賞のトロフィーなどを展示。芸術家としての顔も持っていた緒方さんの作品も公開される。緒方さんは生前、鶴見区に住んでいた。
企画展は生前の緒形さんや家族とも親交がある東海大学の馬場弘臣教授が企画。資料整理を依頼されたことから、大学の文化研究として3年間にわたって調査を行ってきたという。「貴重な資料も多く見つかり、一般に向けて公開できればと思った」と馬場教授。「コロナ禍で変化が生まれる中、やっぱり演劇は面白いということを緒形拳を通じて感じてほしい」と話す。11月21日には、俳優の豊川悦司さんを招いたトークショーもある(予約制)。
午前9時から午後4時30分。休館日は祝日除く月曜日と11月24日。企画展のみは一般500円。詳細は同館【電話】045・912・7777。
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