南吉田小学校地域防災拠点の訓練が11月21日に同校で行われた。同拠点の対象地域は寿東部連合町内会の範囲と合致する。訓練には同町内会から20人が参加した。
同拠点の訓練は、2011年から南吉田小学校との合同で開催し、地震や津波を想定して、保護者が児童を引き取ることをメインにしていた。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、地域の単独開催となり、参加者を拠点の運営委員に限定した。
今回は基本に立ち返り、拠点の役割や開設に絞って訓練を行った。拠点開設の際は、全10町内会に渡されている鍵で校門や体育館を開錠するが、これまでの訓練では実際に全ての鍵が使用できるかを確認していなかった。そこで、それぞれが持つ鍵で開くかを試した。続いて、災害用電話の設置なども体験し、拠点開設の基礎部分を確認した。
参加者からは「どの鍵がどのものか、今までよく分かっていなかったので、印を付けるなどしたい」と話していた。
内容見直しの動き
地域防災拠点は、震災による家屋倒壊などで、自宅での生活が困難な時に避難生活をする場所。南区内は小中学校25カ所が地域ごとに指定されている。各拠点では年1回、地域住民による運営委員会が中心になって訓練を行う。しかし、消火器の扱い方など、拠点の開設や運営とは直接関係のない訓練を実施しているところもあり、内容を見直す動きが出ている。
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