外国にルーツを持つ未就学児と保護者が日本語を楽しく学ぶ「区民企画講座」が浦舟コミュニティハウスで11月28日に行われ、中国籍の親子などが参加した。
講座を企画したのは蒔田町在住の書道家・粟津紅花さん。鉛筆の持ち方やひらがなで自分の名前を書くところまで、一から丁寧に指導した。また、ゲーム感覚で日本語を覚えてもらおうと、しりとりなども行った。
つながり支える
南区は市内で中区、鶴見区に次いで外国籍住民が多く、今年10月末時点で1万477人が暮らす。日本語をうまく話せないのでコミュニケーションが取れず、学校生活になじめない子どもや保護者もいるという。
講座では勉強だけでなく、てるてる坊主を吊るす習慣や配布物を後ろの席の人に回すなど、日本の学校の習わしも教えた。また、粟津さんの長男・成冴さんが英語、友人の張明(チョウメイ)さんが中国語の通訳として活躍。張さんは異国で子育てをした経験などを話し、参加者にアドバイスした。
講座に参加した中国籍の女性は「日本語や文化を楽しく勉強できた。参加者同士で子育ての悩みを共有でき、地域の輪が広がった」と話した。
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