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3月28日
市立大岡小学校(近藤浩人校長)の4年生が新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が増え、運動不足に悩む人の力になろうと、自分たちで考えた体操を1月27日に同校からウェブ配信した。児童の保護者や弘明寺商店街の店主、地元のスポーツクラブらが参加し、画面を見ながら汗を流した。
この日は、4年2組の32人がビデオ会議アプリ「Zoom」を使って配信した。1回目の緊急事態宣言が解除された昨年6月から総合学習の時間で準備を進めてきた。
地域のニーズを聞き出そうと、近隣住民や弘明寺商店街の店舗にアンケートを実施。コロナ禍で外出する機会が減って運動不足に悩む人が多いことから、自宅で気軽にできる体操を考えることに決めた。
全部で10種類
児童は市が推進する体操「ハマトレ」を参考に、肩こりや腰痛改善が期待できる内容を考案。南スポーツセンターを拠点とする総合型地域スポーツクラブ「弘明寺くらぶ」などから助言を受け、試行錯誤を重ねた。
当初考えた体操はテンポが速く、高齢者から「体が追いつかない」との声が相次いだことから「誰でもできる」ことを意識。背筋を伸ばす「バンザイ」や足踏みの運動など、体に負担が少ない体操を10種類作った。
急変更にも対応
1月8日から2回目の緊急事態宣言に入り、本来は大岡はらっぱで行う予定の体操を急きょZoomでの配信に変更した。参加者に直接指導ができないため、体操のポイントや効能などを書いたフリップを作成。それをカメラに映しながら解説し、画面の向こうの参加者に教えた。
参加者の60代女性は「家事の合間に気軽にできる」と話し、日課にするという。担任の今辻雅子教諭は「コロナ禍で活動が制限される中、チームワークを発揮してくれた」と児童を称えた。
また、児童は住民が一人でもできるように体操の手順を書いたパンフレットを配布。地域の健康増進に向け、今後の開催も検討している。
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