お三の宮日枝神社で3月21日、音楽と酒を楽しむイベント「神JAZZ」が行われる。神社周辺の活性化を進める団体が行うもので、神社の神楽殿でジャズなどを演奏し、新型コロナウイルスの収束を願うもの。主催者側は「ジャズの街と言われる横浜から地域活性化を目指す」と意気込んでいる。
商店主ら企画
イベントを主催する市民団体「アクティブお三の宮エリア」は神社周辺の商店主らによる組織。前身とも言えるお三の宮商店会は、2016、17年に神社で酒と音楽を楽しむ「神社フェス」を行っていた。同団体はそれを継承する形で19年にフェスを開催している。
コロナ禍で商店、地域が苦しんでいる中、同団体は「皆で収束を願い、困難を一緒に乗り越えられる場を作りたい」とイベントを企画。ジャズライブを神社の神楽殿で行いながら、境内では酒を販売する。フリージャズを中心に活躍する梅津和時さんと多田葉子さん、野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」で開かれる「ちぐさ賞」で15年にグランプリを受賞したフルート奏者・小川恵理紗さんなど5組が出演。
横浜発展の地から
団体代表の君嶋哲至さんは、神社そばの酒販店「横浜君嶋屋」の社長。自身がボーカルを務めるバンドが中心になってライブを開くなど、音楽活動にも力を入れている。君嶋さんは「『お酒と音楽』は太古から神々をたたえてきたもの」とし、「ジャズの街と言われる横浜の発展と歴史、文化の礎である日枝神社から文化・芸術の推進や地域活性化を進めたい」という。「社会や日常生活が停滞している中、少しでも不安やストレスを緩和することができれば」と語り、感染予防策を徹底した上で行う。
観覧無料。酒はお猪口付きで1杯300円で販売。時間は正午から午後4時30分。
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