2020年国勢調査の横浜市独自集計の結果がこのほど発表された。これによると、15年からの5年間で南区の人口は約3200人増加。10年から15年の5年間は約1300人減少しており、わずかに増加に転じた。また、5年間で南区の1世帯あたりの人口は2人台から1人台に減少したことも分かった。
国勢調査の市の独自集計によると、20年10月1日現在の市の人口は377万8318人。世帯数は175万3389世帯で、人口・世帯数ともに過去最高となった。15年の前回調査に比べて人口は5万3474人、世帯数は10万7771世帯増えている。
40年以上19万人台
南区の人口は19万8054人で、18区中11番目。15年に比べて3227人増加した。10年から15年にかけては1326人減っていたが、減少から増加に転じた。今回の結果で5年前に比べて人口が増えたのは南区を含めて12区。そのうち、10年から15年に減少していて、今回増加したのは、南区と保土ケ谷区の2区だけ。
南区の人口は、港南区を分区した直後の1970年に28万人から19万人になり、以降、75年に20万人を超えたが、76年以降は19万人台が44年以上続く。この期間中、横浜市の人口は262万人から377万人になった。
同時に発表された、20年中の出生や死亡、転入、転出の状況を示した人口動態によると、南区の人口は1年間で189人減。転入者から転出者を引いた社会増加数は873人増だったのに対し、出生者から死亡者を引いた自然増加数は1062人減。港北区、都筑区を除く16区が自然減だが、南区の減少人数は旭区の1234人に次いで2番目に多かった。
南区の世帯数は10万3697世帯で18区中7番目で、5年前より8169世帯増えた。人口がほとんど変わらない中、世帯数が増えたことで、1世帯当たりの人員は1・91人となり、5年前の2・04人から減った。このことから、単身世帯の増加や核家族化が進んだことが予想される。
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