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南消防団 「外国人指導チーム」発足 市内初、日中韓合同で

社会

掲載号:2021年4月15日号

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チームのメンバーと消防団の幹部ら
チームのメンバーと消防団の幹部ら

 南消防団(有賀和彦団長)が外国籍の団員ら10人による「外国人防災指導チーム」を発足させた。外国人指導を目的にした消防団チームは市内で初めて。市内消防団の入団条件が緩和され、昨年4月から外国籍でも入団できるようになり、南消防団には中国と韓国籍の4人が在籍。チームには英語などが話せる日本人団員も加わった。市内18区で中区、鶴見区に次いで3番目に外国籍住民が多い中、外国語での防災啓発などを行っていく。

 市内全体で外国人が増える中、消防団にとって、災害時の外国人の避難誘導や防災普及活動が課題になっていた。各消防団長らが検討した結果、外国籍でも入団できることとし、昨年4月から運用を開始。翌月、南消防団には中国籍の林(りん)海国さんが入団。これまでに林さんを含む3人の中国人男性と韓国人女性1人が入団している。

 林さんはすでに、昨夏、横浜橋通商店街で熱中症予防を呼び掛けるアナウンスを中国語で行うなど、対外的な活動も始めている。

10人でスタート

 外国籍団員が増えたこともあり、まとまって活動できるようにと、チームが結成された。英語が話せる団員を含め、6人の日本人団員を合わせ、10人でスタートした。

 4月6日に南消防署で発足式があり、式典の後には心肺蘇生法などの研修があった。林さんは「日本語が分からない人にとって、災害時の不安は大きい。中国語を聞くだけでもパニックにならず、安心できるのでないか」と話した。過去に青年海外協力隊の一員として西アフリカのガーナで活動した経験がある相原容子さんは「最近はフィリピンやネパールなど、英語を話す外国人が南区でも増えてきた。自分が少しでも役立てれば」と語った。

 南消防団の団員は4月1日時点で定数に対しての充足率が100%の395人。過去2年の同日時点も充足率が100%で、市内20消防団で唯一、3年連続100%を達成した。

 全国の消防団で団員の高齢化による退団を補う人材不足が深刻化する中、南消防団は外国人をはじめ、学生、女性、区内企業の従業員など、幅広く勧誘を続けている。

加入が刺激に

 消防団の有賀団長は「多様な人材の加入が消防団に刺激を与える」とした上でチームに対し「外国人が多く生活している地域で、啓発活動などで活躍してほしい」と期待する。チームは今後、外国人住民が多い地域などに出向き、外国語で防災訓練などを指導することを見込んでいる。

チームの外国籍団員
チームの外国籍団員

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