イトーヨーカドー横浜別所店は、地域住民にSDGs(持続可能な開発目標)への理解を深めてもらおうと、クイズラリーを8月21日、22日に行った。
SDGsは貧困や教育格差など、世界が直面する問題を解決するための17の目標を示したもの。テレビや新聞などの媒体で目にする機会が増えたが、いまだに具体的な取り組みをイメージできない人も多いという。
新入社員が一役
同店は日ごろから、発砲スチロールトレイの回収や、家庭で不用になった未開封の食品や調味料などを集める「フードドライブ」を実施する。
店舗の取り組みを紹介するとともに、来店者の地域住民にSDGsへの理解を深めてもらうため、味噌を中心とする食品メーカー「マルコメ株式会社」と食品トレー容器メーカー「株式会社エフピコ」の協力を得て企画を考えることにした。
企画内容などは同店に配属された6人の新入社員が担当。社員の古郡茉莉さんは「子どもが楽しく学べる企画にしたかった」と話し、食をテーマとしたクイズラリーを実施することに決めた。マルコメとエフピコとともに、「日本人が1年間に食べられるのに捨ててしまう食べ物の量は」などの問題を6問考えた。
社員の永井敦也さんは「SDGsと聞くと、難しいことのように感じるが、食べ残しの削減など個人レベルで取り組めるものが多い。地域に根差した店舗として呼び掛けていきたい」と話した。
先日、フードドライブで集められた食料品を受け取った人々から同店に感謝の言葉が送られ、引き続き取り組みを推進していくとしている。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|