蒔田町の紅花書道塾に通う小中学生7人の作品が「かながわ書道キッズコンクール」で入賞し、うち2人が最高位にあたる賞を受賞した。応募作品は横浜市民ギャラリー=中区=で11月28日まで展示されている。
このコンクールは神奈川新聞社が未来を担う書家の育成や書道文化のさらなる発展などを目的に初めて開催した。神奈川を代表する書家と子どもたちが交流を深めるというコンセプトもある。県内全域から489人の小中学生の作品が集まった。11月1日に入賞者55人が発表された。
劉さん、関さんに大賞
紅花書道塾からは7人が入賞した。その中で劉晴櫻(はな)さん(小1)と関莉果さん(中2)が最高位に相当する「神奈川県知事賞」を取った。
劉さんは自身の名前「はな」を元気に書いた。「自分の名前で一番上の賞を取ることができて良かった」と喜びを噛みしめた。
関さんは「個性尊重」を揮亳。全体のバランスを考え、一画ずつ正確に書くことを意識したと言い、書道4段(大人の部)の実力を発揮した。「将来は師範の資格を取得して書道の魅力や楽しさを伝えたい」とさらなる高みを目指す。
同塾代表の粟津紅花さんは「初開催のコンクールで、多くの生徒が名誉ある賞を受賞したことを誇りに思う。受賞をきっかけに、さらに書道を好きになってほしい」と話し、生徒を称えた。
同塾からの受賞者、作品は以下の通り(敬称略)。▽神奈川県知事賞...劉晴櫻、「はな」/関莉果、「個性尊重」▽川崎市長賞...齋藤真奈、「和顔愛語」▽教育長賞...鈴木亮晴、「創造」▽最優秀賞...吉邑梨里奈、「旅行」▽優秀賞...村松朱理、「行雲流水」▽佳作賞...山浦千明、「もくせい」
応募作品は市民ギャラリーで28日まで行われている「神奈川書家三十人展」で展示中。1階に子どもたちの作品、2階に県内在住の30人の有名書家の作品が並ぶ。
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