南区内の銀行などで組織される「南区金融機関防犯連絡協議会」(前田道亮会長)は高齢者を狙ったオレオレ詐欺などの特殊詐欺を防ぐため、12月1日に横浜銀行弘明寺支店で南警察署(北村正署長)などとともに啓発活動を行った。
同協議会は区内24の銀行や信用金庫、郵便局などで構成される。
南署によると、南区内で今年発生した特殊詐欺の被害件数は11月末時点で31件と昨年から9件、被害額は約1億300万円から5千万円に減少した。しかし、一人暮らしの高齢女性を狙った詐欺が相次ぎ、予断を許さない状況だという。
同協議会らは昨年11月、詐欺被害の防止を呼び掛けるシールを高齢者に配布した。さらに、被害防止に努めようと、南署が住民に取ったアンケートをもとに、今年は電話機の横などに置ける組み立て式のステッカーを配ることに決めた。
この日は蒔田生活安全母の会や南防犯協会の会員も活動に参加。同母の会のアイデアをもとに作ったステッカーを高齢者に手渡した。同母の会の高橋公子さんは「ステッカーの文言などは端的に表し、南署の電話番号を大きく記載するなどの工夫を凝らした」と話し、高齢者に伝えることを意識したという。
特殊詐欺の増加が予想される年末にかけて、区内の銀行などで約3千枚を配布する予定。
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